あなたの運命は因果の法則で成り立っている

 

運命の人、因果法則、道しるべ、恩人、

 

運命は「因果の法則」で成り立っていると述べましたが、
この意味を実例を交えながら、
詳しく説明してみたいと思います。


当初は同じ目標をもっていたにもかかわらず、
五年後にはまったく対照的な人生を
歩むことになったA子さんとB子さんの話です。


A子さんとB子さんは大学時代の同級生で
共に編集者になることを希望していました。


そして懸命に就職活動を行った結果、
A子さんは念願だった第一志望の


大手出版社へ入社することができたのですが、
B子さんは不運にも就職活動に失敗。


社員がわずか四人という
小さな編集プロダクションにしか入れませんでした。

 

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ところが、五年後、二人が電話で会話を交わしたとき、
A子さんはB子さんのことがとてもうらやましく思えました。


なぜなら、二人はこんなやりとりをしたからです。


「毎日子育てでウンザリしちゃう。


たまには外でパッとストレスを発散したいなあ。


ねえ、 B子、今度の土曜日のタ方、時間空いてる?


主人に子供を預けちゃうから、
青山か原宿 あたりでタ飯でも食べようよ」
「今度の土曜日?ごめーん。


著者の〇〇先生とホテルで会食することになっているんだ」
エツーテレビにもよく出ているあの〇〇先生と


ホテルで会食だなんて、あなたすごい
実は私が手がけた本が来月出版されるの。


その前祝いをかねて、出版社の人と三人で 。


だから、また今度にしてくれないかなあ」
A子さんはその夜、悶々として眠れなかったといいます。


いや、後悔の念にかられたといったほうが正解でしょうか。


つまり、こういうことです。A子さんは大学卒業後、
大手出版社へ入社を果たすことができたものの、


編集部ではなく総務部に配属され、
毎日お茶くみとコピーとりばかりやらされていたため、


「こんなはずでは、なかったのに……」
としだいに嫌気が差していったそうなのです。


そのため、とうとう二年足らずで退職するハメとなり、
再就職を試みることもなく、


親のすすめもあって平凡なサラリーマンと結婚し、
一児の母親となったという経緯がありました。


一方のB子さんはといえば、
小さな編集プロダクションにしか入れませんでしたが、
大好きな本づくりに情熱を燃やせました。


「ウチは編集者の養成機関じゃない。


即戦力として何でもやってもらうからな」
という社長のひと言に大いに発奮したからです。


だから残業や徹夜が続いても苦にならず、
取材・執筆、レイアウト、


校正などの技術を短期間でマスターできただけでなく、
多くの人脈を築くことができたといいます。


そして、何よりもうれしいのは、
自分の手がけた本が書店に並ぶことでした。


それがB子さんの生きがいでもあったので、
給料はものすごく安かったのですが、
それも苦にはならなかったのです。


さて、結婚して一児の母親となったA子さんと
編集の仕事に生きがいを感じている


B子さんの例を紹介しましたが、ここで重要なのは、
二人とも人生を自らの意志で選択し、
運命をつくってきたということです。

 

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A子さんを例にとると、
もし彼女が第一志望の大手出版社ではなく


別の会社へ入社していたなら、
彼女のその後の人生は
まったく別のものになっていたかもしれません。


あるいは、退職を思いとどまり、
もう少し総務部で辛抱していれば、
人事異動で念願の編集部に配属されたかもしれないのです。


そうすれば、今ごろ、B子さん同様、
編集の仕事に生きがいを
感じることができたかもしれないのです。


あるいは、仮に退職したにせよ、
「どうしても編集の仕事に就きたい」


という目標を捨てなければ、
親のすすめでお見合いすることもなかっただろうし、


案外転職を果たすことによって、
それを可能にしていたかもしれません。


つまり、A子さんの現在の人生は、


大学卒業⇒第一志望の出版社へ入社→退職⇒結婚⇒出産


⇒今の人生


の順で成り立っているわけですが、


A子さんの選択と決断次第では、


次のようにまったく別の人生になっていた
可能性だってあるのです。


大学卒業→第一志望以外の会社へ入社→別の人生(運命)


大学卒業→第一志望の出版社へ入社→


他の部署へ配属→別の人生(運命)


大学卒業→第一 志望の出版社へ入社→退職→転職→


別の人生(運命)


もちろん、A子さんだって結婚し、
かわいい赤ちゃんを授かることができたわけですから、
決して不幸な人生を歩んでいるとは言いきれません。


しかし現状に不満があるとすれば、
それは編集者になる目標を
途中でいとも簡単に断念した点にあると私は思うのです。


そうです。「編集者になる」という、
因“さえしっかりしていれば、


仮に試行錯誤を繰り返そうとも、遠回りしようとも、
B子さん同様「編集者として


仕事に生きがいを見いだせる」という、
果“がもたらされたはずなのです。


ところが、その、因があやふやだったために、
糸が切れたタコのような


成り行きまかせの人生になってしまったのです。


同じことはあなたにもいえます。


運命に翻弄されたくなければ、
まず、因, を見直す必要があります。そのためには、


「将来、こうなりたい」「いつか、こうしたい」
という目標を明確に設定することが重要となってきます。


それも「他人がこうだから、自分もこうなりたい」とか
「できれば、こうなりたい」というあやふやなものではなく、
「どうしても」 「絶対に」という強い欲求を伴わせること。


これさえかなえば、あなたが望む"果を
未来に実現できるようになるのです。


ちょうど、タクシーの運転手に目的地さえ告げておけば、
後は眠っていようが、運転手が新米で


どのような道を通ろうが最終的には目的地に着くのと同様、
目標さえ明確にしておけば、
運命は自分の思い描いたとおりに展開するようになるのです。


そして、その手助けをしてくれたり、
ときには道しるべの役割を果たしてくれるのが、
ほかならぬ運命の人なのです。

 

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