迷ったときこそ、やってみる

 

運命の人、行動

 

人材派遣会社パソナの創立者である南部靖之さんは、
会社を設立しようと思い立ったとき、周囲の人たちから、


「世の中の仕組みも厳しさも知らない
人間が会社をつくるなんて、


ままごともいいところだ」と、
猛反発をくらったといいます。

 


それもそのはず、当時の南部さんはまだ
関西大学の学生だったからです。


しかし、南部さんの決意は変わりませんでした。


あちこち会社訪問をしたものの、
是が非でも入りたい会社がなかったため、
「それ だったら、自分でつくってしまえばいい。

 

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だいいち、反対される中にこそ価値がある」と
考えていたのです。 南部さんの決断は吉と出ました。


ベンチャーブームとあいまって
会社は急成長を遂げるに至ったからです。


こうした体験をしたせいか、
南部さんは「迷ったら動けー
反対されたらやれー」を口癖にしています。


「会議で何か提案したとき、みなが賛成するものは、
誰もが考えるようなことなので、
たいした成功は見込めない。


むしろ、リスクが多く、みなが反対するようなことに
大成功を収める可能性が潜んでいる」
というのがその理由です。


これは南部さんに限ったことではありません。


成功した人を見渡すと、みな、迷ったら動く、
動きながら方策を練っているという特徴があります。


そこで、あなたもやるかやるまいか迷ったときは、
思い切って行動に移してみてはいかがでしょう。


仮に行動を起こしてうまくいかなかったとしても、
そこからプラスのファクターをつかみとれば、


失敗は失敗ではなくなり、
いずれも成功に至るまでの一過程にしかすぎなくなります。


それに何よりも、
思いがけないチャンスをつかむことだってできるのです。


これから紹介するT子さんの場合がまさにそうでした。


T子さんは会計事務所で経理の仕事をしていましたが、
二十五歳を過ぎたころから、結婚願望がしだいに強くなり、
心から愛し合える人と出会いたいと願っていました。


そんな彼女が親友のM子さんと
二泊三日の沖縄旅行を思い立ったのは、


ある年の夏休みのことでした。毎日仕事が忙しく、
残業の連続だったため、たまには旅先で


息抜きをしたいと考えたのです。ところが、
出発の前日になってちょっとした


アクシデントが起こりました。


一緒に沖縄へ行くはずだったM子さんが
風邪でダウンしてしまったのです。


「どうしよう。M子が行けないなら、
私も行くのよそうかな。

 

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一人で行ってもつまらないだろうし……。


でも、今さらキャンセルしてもお金は戻ってこないしなあ」
考えに考えた末、T子さんは「ここまできたら、
やっぱり行こう」と判断。


思い切って ツアーに参加することに決めました。


でも、そのおかげで、
T子さんは運命の人と劇的な出会いを果たすことになります。


羽田発の行きの飛行機で隣り合わせた男性と
何気ない会話をしたところ、その男性も、


一緒に行くはずの相棒が風邪をひいてしまったため、
一人旅になってしまったというのです。


これがきっかけとなって二人は意気投合し、
現地に着いてからも、一緒にビーチで日光浴をしたり、


マリンスポーツを楽しんだりしました。もちろん、
東京に戻ってからも、二人は交際を続け、


これまた知り合ってわずか二か月足らずで
婚約するに至ったのです。


その彼女が、私にこう語ってくれたのが
とても印象的でした。


「彼と飛行機の中で初めて会った瞬間、
どういうわけか懐かしい人と再会を果たしたような
気分になったんです。


初対面なのに緊張するどころか、
心がとても安らいだとでも言いますか・


実は彼も同じように感じたらしいんです」
もし、彼女が沖縄へ 行くことを思いとどまっていたら、
現在の旦那さんとは永遠に出会えなかったかもしれません。


旦那さんもしかり。もし、沖縄行きをためらっていたら、
彼女と出会うことは永遠にありえなかったでしょう。


その意味で、お互い、迷った末の行動"が
運命の赤い糸をたぐり寄せたともいえます。


繰り返しいいますが、思い悩む暇があったら、
まず行動してください。


一歩でもいいから足を踏み出してみてください。


このちょっとの動きがあるかないかで、
あなたの未来は
灰色にもバラ色にも塗り替えられていくのです。

 

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