未来を先取りすれば、人間はここまで向上する

 


SOUNDS ON BLUE, FRANCOIS PLANES, PARIS, 2013

 

アパレルメーカーを定年退職した
知人にこんな人がいました。


Aさんとしておきます。


Aさんは、退職した当初、
これといった趣味がほとんどなかったため、


毎日のように
近所にあるパチンコ屋へ足を運んでいました。

 


朝から晩まで通いつめ、
「今日はいくら勝ったいくら負けた」
「フロ、メシ、もう寝るぞ」としか言いません。


そのため 奥さんも
しだいにむしゃくしゃするようになり、
「あなた、いい加減にしてちょうだい。

 

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ほかにやることがないの。ご近所の手前、
みっともないでしょ。


もっと健全な趣味でも見つけなさいよ」と、
夫婦ゲンカが絶えなくなりました。


そんなAさんに変化の兆しが表れたのは、
同窓会で顔を合わせたハワイ島在住の友人から
「ハワイはいいところだぞ。


おまえも晩年は向こうで暮らさないか。


と言われてからです。


晩年は夫婦仲良く海外で悠之自適に暮らす
それはAさんにとって考えもつかない選択でしたが
同時に願ってもないチャンスでもありました。


Aさん夫婦は、
かねてより一年中暖かい南国で暮らしてみたい
という夢があったからです。


二人の子供はすでに自立し、
子育ての心配もありません。


そこで、Aさんはしだいに海外移住のことを
真剣に考えるようになり、奥さんと相談した末、


友人の斡旋でとうとうハワイ島に
家付きの土地を購入するに至ったのです。


それからというもの、
Aさんのライフスタイルは一変しました。


まず、あれほどのめり込んでいた
パチンコをスパッとやめ、
英会話の学校へ通うようになりました。


「最低限、 日常生活で困らないだけの
英会話をマスターしよう」というのがその理由です。


さらに、 ハワイ島の最新情報をキャッチしようと
インターネットにも挑戦するようになり、


六十歳 を過ぎていたにもかかわらず、
独学でパソコンの操作をマスターしていったのです。


それから五年経った今、
ハワイ島への移住を果たしたAさんは、


英語もスラスラとしゃべれるようになり、
日本在住の二人の息子さんや
友人らとひんぱんにメールを交わしているといいます。


さて、こんな話をしたのはほかでもありません。


目標をもてば未来が先取りできるため、
いろいろな意味で前向きに考え、


行動できるようになる、
そのため向上心や探求心も
培われていくようになるということを強調したいからです。

 

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Aさんの場合でいえば、
「ハワイへ移住する」という最終目標


未来を先取りしたからこそ、
「そのためには英会話が不可欠となる。


今のうちに少しでもマスターしておこう」
「ハワイで快適な暮らしをするためには、
今のうちにいろいろな情報を入手しておきたい。


それだったら、インターネットを活用しよう。


そのためにはパソコンの操作を
マスターしなくてはならない」
という気持ちになれたわけです。


同じことはあなたにもいえると思います。


まず、「将来、こうしたい」「ああなりたい」
という人生目標を書き出してみて、


それを達成するために
クリアしなくてはならない問題点を
順番にピックアップしてください。


そうすれば、「まず、これをしよう」
「次にこの問題を片づけよう」
といったことが明確になっていくはずです。


創意工夫が次から次へと頭をよぎり、
「よりべターにするためにはどうすればいいか?」


という探求心や向上心がわいてくるはずです。


そして、この「これをしよう」「次にこうしよう」
「よりべターにしよう」という一連の自覚こそが、


あなたの積極的な心を、
形づくる大きな栄養分となるのです。

 

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